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【映画感想】エリザベス:ゴールデンエイジ [映画]

  • 製作年 : 2007年
  • 製作国 : イギリス

    日曜日に新宿のバルト9に見に行きました~。
    「エリザベス:ゴールデンエイジ」
    時代的には「ゴールデンエイジ、一歩手前??」な時期ですけども。

    10年前の「エリザベス」に続く第二作目なのですが。
    10年前というと、当時のアカデミー賞が「恋に落ちたシェークスピア」と、「エリザベス」の一騎打ちで、
    作品賞は「シェークスピア」が、主演女優賞は「エリザベス」のケイト・ブランシェットが獲得したんですよ。
    当時アカデミー賞はWOWOWの生放送で見てたので、印象に残っていました。
    結局「シェークスピア」は見たんですが、「エリザベス」は観てないんですけど。
    エリザベス女王の出てくる両作品を並べて見るのも、おもしろいかもですね?
    片方は、おばーちゃんやけども。
    でも今回二作目からみちゃったん。

  • 結論から言うと。
    この映画の面白さは、史実の面白さであり、作品の面白さではないのではないだろうか。
    という。。。
    日本人の古きよき風習に「判官びいき」という弱い方を応援しちゃうココロモチがありますが。
    この映画の背景にあるスペインの「無敵艦隊」VS弱小イングランドの構図が、そのままドラマティックなわけでして。
    それに、”伯母の孫のスコットランド女王”が英国王位継承権を主張したりなんかして、血で血を洗う権謀術数+とってつけたようなロマンス
    てのが、全体の構成でして。
    いや、女王の孤独、女としての孤独を演じたケイト・ブランシェットはすごかったけども。
    こわいんだもん。女王様。
    あたし、「バベル」のイイとこの奥様テイストなケイトの方が好きだな。
    「アビエーター」の、男前なケイトも好きだけど。
    美人サンなのに、エリザベスメイクのケイトは、こわいのーん

    いや、見ごたえはあります。
    スペインの無敵艦隊がイングランド沿岸に出現するシーンは、息を呑む緊張感だし。
    (ただ、108隻いるはずのの艦隊が10隻くらいにしか見えなかったけど)
    それにスペイン王フェリペ2世が、私の想像するとおりのフェリペ2世で、
    「きゃーいやーん、なんかラテン系でナルってる~、そうそう、フェリペ2世ってこんなかんじ~!!」
    などと、わけのわからない身もだえをしてました。←間違い。
    でも、私のイチオシキャラ←? は、彼です(写真奥)

    慣れない英語で女王に滔々と愛の賛歌を棒読みする、オーストリアの王子様
    名前は忘れた。(ひどい。国さえもまちがってるかもしれん。。。ドイツ語の国です、はい)
    わたくしのヘタレ萌えセンサーにガンガンに反応しました。
    きゃーいやーん、もーえーもーえー←?

    以上、エリザベス:ゴールデンエイジの映画感想文でした。
    (ええ!? ここで締めるつもりか!?)


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    【映画感想】君のためなら千回でも [映画]


    「君のためなら千回でも」
    英題:The Kite Runner
    製作年 : 2007年
    製作国 : アメリカ
    監督 : マーク・フォースター

    恵比寿のガーデンシネマに見に行ってきました。
    チケットの売り方が梅田の空中庭園のとこの映画館と一緒だなあ。
    と思ってたら、なんのことはない。系列でした。
    ミニシアター系やのね。

    「君のためなら千回でも!」

    ジョニー・デップの「ネバーランド」や、ウィル・フェレルの「主人公は僕だった」の監督さんやわ~。
    静かに泣かせる気だわね? とか思って見に行ってみました。
    見終わった瞬間の、この寂しいような切ないような、でもつらいわけじゃない感覚を言い表す適切な言葉がないなあ。と思っていたら、ふと思いつきました。
    「I miss you」
    大好きな君が居なくて、寂しいよ・・・。

    以下ネタバレ

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    【映画感想】ミス・ポター [映画]

     
    「ミス・ポター」
    製作年:2006年/製作国:アメリカ

    自分で見たいと言っておきながら、映画館の前で
    「ん? ミス・ポターはプーさんじゃなく、ピーターなのだね・・・?」
    といって、一緒に行った友人を絶句させて見ました。
    えーん、ほんのケアレスミスじゃん。
    ブリジット・ジョーンズとジェダイの騎士の対決が見たかっただけだもん。。。←?

    見終わった感想は。。。
    心に沁みました。
    話の途中からボロボロ泣いてしまって、そんなせつなくっていいんですか。
    ピーターたちの描写が、主人公の心を描き出していて、悲しくって悲しくって。
    はじめはレニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーの「ロマンス映画」と思ってたのですが。
    女性の自立、喪失と再生のお話でした。

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    【映画感想】パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド [映画]

    「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

    英題: PIRATES OF THE CARIBBEAN:AT WORLDS END
    製作年: 2007年
    製作国: アメリカ
    日本公開: 2007年5月25日
    配給: ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン) 

    「なんでこんな、公開直後に見ようなんて、無謀なことを・・・」
    「見たいからさ」

    難波のパークスとマルイと、梅田のHEPと回って、やっとイーマで見れました、
    カリブの海賊、世界の果て。
    ふう、さすがの人気ですな、キャプテン・ジャック・スパロウ! ちゅんちゅん。
    ていうか、よう、回ったね、うちら。
    C列で見ちゃいました。
    さすがに3時間弱は、首が。腰が。。。

    感想を一言で言うと。
    「海賊王に、俺はなる!」←あっ


    以下、ネタバレです。
    見てない人はごー注ー意ーあーれー。

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    【映画・感想】主人公は僕だった [映画]


    「主人公は僕だった」



    原題:Stranger Than Fiction
    監督:マーク・フォースター
    脚本:ザック・ヘルム
    撮影:ロベルト・シェイファー
    音楽:ブラッド・ダニエル、ブライアン・レイツェル
    出演:ウィル・フェレル、マギー・ギレンホール、ダスティン・ホフマン、クィーン・ラティファ、エマ・トンプソン
    2006年アメリカ映画/1時間52分

    なんとなく、おくづけをつけてみた。。。←?
    実家に帰って、「近くに出来たっていうウワサのシネコンにつれてけこのやろう!」
    と、ママンをたきつけて、行ってみたものの、特に見たい映画もなく、
    「”初雪の恋”が見たいな。イ・ジュンギ、イ・ジュンギ」
    と、言う韓流バンザイな、先週まで韓国旅行行ってました、なママンの主張を
    かるーく無視して、「エマ・トンプソンでいいか。。。」と、
    うっかり初日に見てしまいました。「主人公は僕だった」。

    うっかりってこたないな、この監督さんの映画、知らず知らずに見たことあったみたい。
    ジョニー・デップとケイト・ウィンスレットの「ネバーランド」。。。
    ああ、あれねー。泣けたんだよねー。
    薄明かりに降る小雨、みたいに、泣けたんだよねー。←?

    さてさて「主人公は僕だった」
    エマ・トンプソン目当てでみましたのことよ。
    いつも、頭よさそー。上品そー。なイギリスの女優さん。
    が。
    すっごい荒んだ変~な小説家、カレン・アイフルを演じます。
    真っ白な、机以外に何にもない部屋。
    10年新作の出てない女流作家のもとに、出版社から派遣された凄腕アシスタント。
    部屋の中で(作家の脳みその中で)作品を搾り出させようとするアシスタントと、
    部屋の外で外因的に搾り出そうとする作家。
    「自殺って考えたことある!?」
    「人を殺すってどんなんよ!?」
    「今にも死にそうな、死が確定している人に会わせて!」
    主人公”ハロルド・クリック”をなんとか殺そうと四苦八苦。
    ふとした瞬間に、イイ案を思いつき、バスの中で書ききって、
    「さあ、タイプするわよ!」
    ってな時に鳴り響く電話。
    「ハロー? こちら”ハロルド・クリック”です。僕を殺さないで!」

    数字に支配された毎日を淡々とすごす、国税庁職員ハロルド・クリック。
    そんな単調な生活を送る彼に、ある日聞こえてきた、女性の声。
    「彼は、自分の死を、知るよしもなかった」
    自分の頭の中だけに響く声に、はじめは戸惑うものの、
    文学教授とともに、
    「語られる小説の種類」ミステリー? ギリシア文学? ファンタジー?
    「物語の結末」悲劇なら死、喜劇なら結婚。。。
    喜劇になるよう、自分の生活を変えていこう!
    と、どうにか死の結末を逃れられる材料をさがしていく。
    ふと見たTVインタビューで、カレン・アイフルを発見。
    「この声だ!」
    「あきらめろ、彼女は、小説の最後に、必ず主人公を殺す作家だ」

    はたして、ハロルドは、殺されてしまうのかどうなのか??
    どんな方法で殺されてしまうのか??

    なーんか、大学の文学部に入ったときにはじめにやった、「近代文学演習」を
    思い出しました。ん、思い出しただけ。
    内容は、ちょっとかえるとホラーに仕立て上げられるような筋書きなのですが、
    ずーっと、ほのぼのほのぼの。。。
    でかい図体で、子犬のようなハロルド・クリックがめんこい作品です。
    ひとり、エマ・トンプソンだけがやたらとシリアスに閉塞感のある小説家を演じていたけれど、それが笑いを誘うっていうか。ダスティン・ホフマンが、なんか、超やる気ぬけてて、ほほえましかった。。。

    コメディだっラブストーリーだっと、確定して見に行くと、ちょっと中途半端な気分がしますが。
    「価値のある死のためになら、人は死ねるのか?? 人を殺せるのか??」
    という問いかけに、まわりのお涙頂戴のエピソードをすっぱり排除して迫った、
    ひじょーにシンプルで、ふつーにおもしろい作品でございました。

    ちなみにママンは私の隣で眠ってたけどね。。。んが!?


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    【映画・感想】ブラッド・ダイヤモンド [映画]

    今日の朝、見てたニュース番組の中で、(なんだったかなー。わすれたなー)
    「えらい人になりたい」という若者の割合が、日本は米中韓と比べて極端に低い。
    というニュースに対して、
    「質問の仕方が悪い。えらい人なんてものじゃなく、”世界を変えたい”とか、”人に尽くしたい”とか、もっと他の聞き方があれば、結果も違ったいたのでは」
    というコメンテイターのコメントを聞きながら、
    ママンに、先日見た「ブラッド・ダイヤモンド」の内容を滔々と語って、
    「世界を変えないまでも、問題提起の出来る人に、私はなりたい」
    と、締めくくると、
    「え、今の長い話は、そんなとこにつながるん?? 何のCMなん?」
    いぶかしがられる。
    いや、CMじゃなくて、映画の話です。。。

    「ブラッド・ダイヤモンド」2006-アメリカ
    原題:BLOOD DIAMOND

    ”コンフリクト・フリー・ダイヤモンド”
    ーーー紛争地域以外で採掘されたダイヤモンド。
    ”コンフリクト・ダイヤモンド”
    ーーー紛争地域で採掘され、その売却益が、アフリカの反政府組織の資金源になり、内戦を長引かせる結果になっている別名”ダーティー・ダイヤモンド””ブラッド・ダイヤモンド”

    舞台はアフリカ大陸・シエラレオネ。
    主役は大粒のピンクダイヤモンド。
    元傭兵であり、現在はコンフリクトダイヤモンドを取り扱う密輸業者ダニー・アーチャー(L.ディカプリオ)と、偶然にも大粒のピンクダイヤモンドを掘り起こした漁師のソロモン・バンディ(ジャイモン・フンスー)が、一方は反政府組織に連れ去られた息子を取り戻すため、一方はダイヤをネコババするため、それぞれの思惑を胸に、戦乱渦巻くアフリカの大地を駆け回るお話。

    目を見張ったのはディカプリオ。
    今までのディカプリオは「ディカプリオ」演じる、何々、と感じさせる役が多かったけれど、今作は、「ディカプリオ」であることをうっかり忘れるような。
    ディカプリオではなく、ダニー・アーチャーの話、という頭で見る者を話に没頭させる。
    「オスカー狙い」と揶揄されることの多い、ディカプリオですが。
    いつものセンシティブであやうい役柄から、大幅方向転換でしょうか。
    タイタニックからの方向転換に、未だに喘いでる感のあるレオ様の今後に注目、といきたいところです。

    エンタテイメントの上に、社会問題が乗っかっているかんじで話がすすんでいくので、純粋な社会派映画ではないけれど非常におもしろい。ハリウッドの醍醐味、爆薬もふんだんにつかってあるしね。反政府組織の虐殺シーンは、見ていて胸が悪くなるほどです。
    「ラストサムライ」の監督さん、とのことですが。
    さすが、群集の使い方が印象的だと思うのです。
    「内戦」「少年兵」「難民」「第三世界」。。。
    ニュース番組を通してしか聞かないような単語がぽんぽん出てきて、実際の映像が示される影響力というのは、いかほどばかりか。

    丁度、この映画の公開が、本国アメリカでクリスマスシーズンだったようで、どうなんだろう、数字的に、宝石の売り上げに影響はあったのかしら。メディアには多く取り上げられたようですが。
    私も、この映画を見たあとでは、「そのダイヤは、コンフリクト・フリーですか?」と確かめたくなります。
    ダイヤモンドを買って、「コンフリクト・フリーです」と胸を張っていえないのであれば、(ていうか、どうやって確かめるんだ??)イミテーションを買ったほうがナンボかましなのかしら、などと、気にしたり。
    ま、ダイヤモンドとは無縁の生活をしているんですけどね。


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    【映画・感想】ラブソングができるまで [映画]

    「ラブソングができるまで」2007-アメリカ
    原題:music and lyric

    80年代は、がっつり小学生してました。てへ。
    全編歌って踊って腰イわす、ヒュー・グラントに、会場爆笑。
    映画館で見る醍醐味って、そういうところでーすーよーねー?
    ヒュー・グラントの甘い(笑)歌声と、会場一体となって笑いたければ、
    映画館で見たとして、悔いはない作品です。←?
    ただ、話を追いたいだけの場合は、DVDでどうぞ。。。

    80年代の元ポップスターと、作家志望の女性とで、ラブソングを作ることになる、
    という、タイトルそのままの作品です。

    冒頭から流れるPVに、失笑を禁じえない。。。
    (ヒュー・グラントが、真面目にやってるのが、こう、笑いを誘うっていうか)
    インタビューで「歌は、コンピュータでいくらでも修正できるし、ピアノも練習すればいいけれど、
    踊りだけは、勘弁してください」っつってたのが、ウけました。
    くらえ、オレの精一杯の踊りってカンジ? 劇中にも踊りのレッスン受けさせられてたのが、
    真に迫ってて。
    わはは。
    この、あれですよ。
    ストーリーは、予告編で90%です。
    あとは、この、ヒュー・グラント様の、こっぱずかしい様を堪能するばかりです。
    わはは。
    もう、この”元”ポップスターっていう役柄!
    昔の名声に頼って生計をたててる様が、超キュート。
    46歳で、そんなにキュートで、いったいどうしたいんだ、ヒュー・グラント。。。
    身悶えるわっ。

    えっと。
    ドリュー・バリモアのちょっと個性的な”作家志望の女性”、もキュートでした。
    植物係のくせに、植物を枯らす。。。イイね、笑顔もキュートだしね。
    ドリューはこういうライトな作品が多いですね。
    愛嬌あるからね。
    苦労しはった分、なんか、笑顔に深みがあるっていうか。スキだっ。

    あと、激戦を勝ち抜いて、本作映画デビューの、「コーラ」役、
    ヘイリー・ベネットが、超かわゆい。
    こう、なんか、小鹿ちゃんちっくで、もう、仏教を勘違いしていても許す!!
    ていうか! これから、がんばってほしーです。スレンダーボディだし?

    なにはともあれ、ヒュー・グラントと、ドリュー・バリモアのキュートさかげんに、
    胸キュンしながら、見るべし!


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    【映画・感想】バベル [映画]

    「バベル」2006-アメリカ


    途中で席を立って帰ってこない人が続出。。。
    んんっ。どこへ行ったんだっ!?
    簡潔明快ではないから、見終わったあとに「??」と考えさせる。
    たしかに、東京パートが見てて不快だったんですが。。。
    帰ってこないのは、どうだ。イラチだなあ。

    物語は事件の発端の”モロッコ”パートを軸に、”アメリカ・メキシコ””東京”と、
    微妙にリンクして、言葉の持つ”威力”と”無力”を淡々と描写していきます。

    伝わらない言葉の、もどかしさ。
    「異なった言語」「異なった民族」、伝わらない言葉、伝わる思い。
    「同じ言語」「同じ民族」、伝わる言葉、伝わらない思い。
    「生まれてからずっと一緒の家族、親戚」「生まれてからずっと一緒の他人」
    でも、伝わったり、伝わらなかったり。
    阻むのは「民族」だったり、「国と国の境」だったり、「言葉」だったり。
    伝わるのは、「思い」だったり、「行動」だったり。

    長い映画なのですが、それぞれのパートが細切れで描写されるので、話自体は短いのです。
    ”モロッコ1””モロッコ2””アメリカ・メキシコ””東京”
    もしかしたら、モロッコパートだけでも、お話は完成したのかもしれません。
    しかし冒頭の”アメリカ”パートの電話のシーンと、
    ラストの”モロッコ”パートでの電話のシーン。
    同じ内容の会話であって、印象が違う。
    前者は雇われ人から見たシーン。後者は本人の主観の側から見たシーン。
    子供と乳母、子供と父親はつながっているけれど、
    旦那様と乳母には、心の交流はなさそう。

    「二人の父親はとても怒っているが、訴えはしないそうだ」
    という言葉を聞いて覚えた違和感は、その辺に起因しているのかな、とかおもったり。
    ”モロッコ”パートでの、熱い男の言葉とは、とても思えなかったので。
    そういう温度差を伝えるために、アメリカパートはあったのだろうか。
    そして、人と人はドコまでもつながっている、という意図で東京パートはあったのか。
    テレビニュースの中で、または刑事の口からのみ語られる”事件”。
    じゃー、東京でなくてもいいじゃん? とは思うのですが、随所に出てくる東京の街。
    東京の摩天楼と、そこに住まう人間の虚無を描きたかったのかもしれない。
    繁栄を誇った”バベル”の同じ言葉を話す人々にさえ、虚無はあったのではないか、と。
    んん。伝えたかったことが複数狙いすぎて、散漫なイメージを与えたのかもしれないな。

    えっと、役者さんは、モチロン皆さんすごかったのですが、
    ケイト・ブランシェットがよかったと思うのです。
    ていうか、あの、超・白人上流階級ってカンジの彼女が、
    言葉の分からない医者に押さえつけられて死の恐怖におびえる様が
    鬼気迫ってて、んで、だんだん態度が溶けてゆく過程が、よかった。
    ブラッド・ピットは。。。ソフトバンクのCMそのまま。。。
    がんばれブラピ! ケイトにくわれてるぞっ。


    そもそもガエル・ガルシア・ベルナル君を見に行ったので、彼のダメっぷりに、
    ああ、なんて、ダメな男が似合う俳優サンなのかしら。と身もだえ。←?
    ていうか、ガエル・ガルシア君、クレジットのえらい早い段階で(ブラピ、ケイトの次)
    出てたけど、メキシコパートの主役は、伯母さんでしょうに。。。
    ネーム・バリューがあるゆえか、どうなのか。。。
    まあ、彼の無責任っぷりが、物語の転換を促したのだから、キーキャラなのは、
    間違いないのですが。それにしても、ポスターに出るほどでは。
    どちらかというと、その伯母さんで乳母役アドリアナ・バラッザが、抜群にイイ。
    ただ、彼女を大見出しにしても、客が呼べないと思ったのか、どうなのか。。。
    助演女優賞ノミネートなのにさ。
    いや、ガエル君でも、いいけどさ。

    アメリカの兄妹の、妹の方がダコタ・ファニングに似てるなー。と思ったら、
    実際に、ダコタ・ファニングの妹でした。。。
    たしか、ダコタ・ファニングの方は”今、一番共演したい女優”って言われてたっけ。
    荒稼ぎしてるなあ、ファニングさん家、、、

    以上、最後は映画に関係のない、無責任な映画感想文でしたっ。んじゃっ。


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