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【アニメ感想】超訳百人一首 うた恋い。#3 「宗貞と吉子 僧正遍昭」 [アニメ]

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ちゃーお。
アニメ「うた恋い。」の第3話目の感想文を書いちゃうYO。
今回は原作で二番人気、良岑宗貞変態お兄様のお話。
わたしの中では原作中1,2を争う超萌え萌えエピソードデスヨ。
いやあ~、お兄様超イケメンだった~。
わたしが吉子ちゃんなら、一夜も通わせずに即OKなのにね!
残念ながら絶世の美女じゃないからな! わたし。←何を言っているのか意味不明。。。

 

 

さてさて。
小野小町の「深草少将の百夜通い」のエピソードを下敷きにした、ロマンチックな回でございましたが。
学校の授業でもやる様な超・激・有名なエピソードなので、
小野小町の話か~。って見てるうちにわかるかと思ってたら、
「最後に、”のちの小野小町である”って言われてびっくりした!」
みたいな反応があったので、ああ、知ってる人は知っているけれども、知らない人は知らないか!
と、そのことにびっくりしました。
「深草少将は、99夜目で死んでしまう」という伝説通りにお兄様死んじゃわなかったので、
僧正遍昭を、深草少将に仮託した体での創作か~。超訳、だもんね~と思ってたら、
もともと僧正遍昭自体が、深草少将の伝説のモデル(の一人)じゃないかって言われてたんですね。
って、そっちの方に大変びっくりしましたよ。有名な話なの?
創作と、史実と、伝説と、小咄と、あとなんだろう、巷間に知れる伝承を、
うまくぐるぐるとミックスした、面白い作品だよねえ! と感心しきり。

原作の、本編の合間の4コマの、吉子ちゃんからのいたずらメールの話しが好きで。
元ネタは『後撰集』のやりとりなんだけれども、小町が旅先で泊った同じ寺に遍昭も居る事がわかって、
  岩の上に 旅寝をすれば いと寒し 苔の衣を われにかさなん
  (旅装で寝るの寒いんで、あなたの僧衣を貸してちょ)
と、誘惑メールを送ったら、遍昭からの返信が
  世をそむく 苔の衣は ただ一重 かさねばつらし いざ二人寝ん
  (あいにく僧衣は1枚しか持ってないので貸せないんだけど、寒いの? じゃあ一緒に寝ようか!)
で、小町が「お兄様、僧侶なのにハレンチ!!」って抗議しに行くネタ。
ははは、ちゃめっけのある、面白い返信だなあ、お兄様変態だなあ。
この『後撰集』のやり取りが元になって、「この二人、つき合ってたんじゃねえ? 深草少将のモデルは僧正遍昭じゃねえ?」っていわれてるんだとか?

さて、小野小町。
小野小町が誰なのか? っていうのは、未だもって謎のままですが。
大学の時の中古文学の先生が、
「小野篁が、小野小町の伯父(または祖父)だと証明できる、その間の血縁者、つまり小町の父親を特定できる確実な史料が発見されたら、それは日本文学史上最大の発見になる」
つってたなあ〜って時々思い出しては物思いに耽ります。。。


京都市の山科区に小野という小野氏発祥の地区があり、おそらく小町もこのあたりに住んでいたんだろう、といわれていますが。
藤原高子様が発願して、僧正遍昭が開基の元慶寺も、山科にあるな〜。お、地図でみたら、そんな遠い! ってほど遠くないよね。。。
とか、多分実際には全然無関係なんでしょうが。
「うた恋い。」的に。
もう、お兄様ったら。。。などと。
地図を眺めながら萌え萌えしてみたりしている、今日この頃です。

さて来週は、恋愛エピソードから離れて、六歌仙の悪友トリオのお話ですね。。。
小野小町と、在原業平が、文屋康秀をおちょくりまくってるのが好きです。。。


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