【アニメ感想】ちはやふる２ #25「ふじのたかねに ゆきはふりつつ」

ちはやふる2、25首「ふじのたかねに　ゆきはふりつつ」の感想文を書いちゃうよー。
関西なので、視聴はいつもの日テレオンデマンドだよー。

と、書いたんですけど、ちはやふる2の感想文、12話から書いてなかったんで、ちょっと前回、24首の感想文から書かせてもらいますね！
（１話完結の作品だと１話ごと感想文書きやすいんだけど、続き物だと、原作を読んでいる分、書きづらい。。。）

　　　かくとだに　えやは伊吹の　さしも草　
　　　　さしも知らじな　燃ゆる思ひを

前回24首のタイトルが「かくとだに」 、で、11首の「さしもしらじな　もゆるおもひを」の藤原のイケメン実方様の歌を2回に分けて使ってるんだけど、割と、そういう同じ歌を分けてタイトルにしてる回あるよね。
11首は、机くんが参謀として大活躍して、肉まんくんが「選手として出ろ」っていったんだけど、実は机くんにも見えづらいんだけれど情熱はあって、歌の内容と呼応して”机くん”の
「あなたはご存じないのでしょうね、わたしのこの、燃える思いを」
が、表現され、
24首では、かなちゃんが、菫ちゃんの恋心に対して、”飴玉”のようにひょいと手渡したことによって、
「わたしがこのようにあなたをお慕いしていることを、あなたはご存知ないのでしょうね。（お灸にするのに燃やす）よもぎ草のように、燃え上がっているわたしのこの想いを」
菫ちゃんの、太一に対する想いを表現し、さらに頑張って試合に臨んでいる机くんと筑波くんを映すことによって11話の「もゆるおもひ」にも呼応している。。。
原作を読んだ時に、この「かくとだに」の使い方が本当にロマンチックで大好きだったので。
カットされないでよかったなー。
ここ、心情表現としてとても上品だよーーーー（＞△＜）ぅぅぅぅ。
と、感動してからの、最終話

「ふじのたかねに　ゆきはふりつつ」 。。。
これは15話のタイトル「たごのうらに」の下の句ですね。

15話がどんなお話だったかというと、最強富士崎高校濃いキャラで登場回でした。。。
15話のタイトルは　富士崎＝富士の高嶺＝最強、をかけたのかな。って感じでしたが。
最終話のタイトル、富士の高嶺に雪は降りつつ、は、富士の高嶺＝最高峰＝新、みたいな感じを受けました。
よく、新のイメージ表現で、「水」が使われているのですが、これは、綿谷＝わたの原＝海、の表現そのまま（千早＝紅葉の紅、みたいな）なんだろうと思うのですが、
田子ノ浦＝海＝綿谷、富士の高嶺＝最高峰＝富士崎そして新、みたいな。
そんな。
印象を受けました。。。
歌聖・山部赤人の情景的な美しい歌ですよねえ。。。

新が、20話で太一に
「自分にとってチームといえば、千早と太一」
と言い、
最終話で千早に
「俺な、公式戦でも練習でも、試合する時はいつもあの部屋に戻るんや。誰がきてもなんにも怖くない。嬉しくて楽しくて、終わってほしくない、千早とカルタした、あのぼろいアパートの部屋」
と言い、
今の新を構成する中で、あの、小学校の一瞬が、どれだけ大きなウエイトを占めていたのか。。。
東京の頃の新はアウェイで、福井の方がホームだろうのに、それでも。
チームは千早と太一だし、大事な場所はあの部屋だと言い切る新ですよ。。。
もうほんと、このシーン大好き。。。
新がロマンチックすぎる。。。
そして、ちはやふる、の札が、水面（新イメージ）に落ちて波紋を広げる。。。
うぉぅぅぅぅ（＞△＜）うぁぁぁぁ！！！
からの、千早の歌、「夏の日の暑さ届かぬ室内で君の声の届くしあわせ」、ですよ。。。！
音を聞くことに関しては群を抜いている千早の耳に届くのが「声」っていうのが。

「入院でカルタが物理的に出来なくなって、情熱と遮断された空間に、届く、情熱をもった、あなたの声」

Σはっちはやふるって、少女漫画だったね！
って気づいたよ。。。
ほんまええ、心情描写やわ。。。
そしてそこからの、かなちゃんの、太一殴打事件、、、
「わかってるよ。。。」
太一、、、切ない、太一せつない。。。！
でもごめん、新派なの、わたし。。。
太一が一番悩み、苦しんで、人間的に描かれているから、時々太一が主人公なんじゃないかと勘違いしそうな時があるけれど。。。
でも、新が好きだわ。。。

そして、富士崎合宿編の手前で終わりましたね。。。
ああ。。。この先もまた素晴らしくって、特に吉野会の決勝が、今までのエピソードは、このエピソードのためにあった、と言っても過言ではないくらいの、素晴らしいお話で。。。、、、いや、なんでもない。。。

俺たちの戦いはまだ始まったばかりだみたいな。
そんな終わり方でしたね。。。

いやちょっとばかり号泣した。。。