【書籍感想】月の輝く夜に [本]
氷室冴子×山内直実の新作! って記事を見て、
「え、氷室さんって亡くなったって思ってたけど、思い違いで生きてはるん? よかったー!」
って一瞬喜んだ
んだけどなあ、、、亡くなってはったのはホントだったなあ。。。て思いながら、買いました。
雑誌コバルトに掲載されただけで、いままで文庫にはなっていなかった作品だっ
たとか。。。
「なんジャパ」や「ざ・ちぇんじ」の元気な作風を思い浮かべながらページをめくると、
あまりの落差に「え?」ってなりますが。
その2作より、
よほど”少女小説”らしい、センシティブな作品でした。
読んでいると、いろんな立場の”女”が出てきて、または”男”は見た目ではわからないなあ、という
万華鏡のようにくるくると見えるモノが変わっていくお話しでした。
おもしろかった。。。というよりは、感慨深かった、と言った方がしっくりきます。
「なん
ジャパ」を読んでいた時分にこのお話しを読んだならば、「?」となっていたかもしれませんが。
一番恐ろしいのはなんなのか。
自分には全く関係ないと思っていた、恋、政局、復讐、、、
今ならあやまたず、正解を導き
出せるに違いないのです。
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